県内不登校、中学3.2% 過去最高、全国上回る


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 沖縄県内中学校の2014年度不登校率(全生徒数に占める不登校生徒の割合)が前年度比0・16ポイント増の3・20%と過去最高になったことが6日に文部科学省が公表した学校基本調査で明らかになった。

小学校の不登校率は0・04ポイント増の0・46%で、ともに全国平均を上回った。
 県教育庁義務教育課の担当者は「不登校は情緒的混乱による不安や家庭の事情など複数要因が絡んでいると言われる。沖縄特有の理由もあるかどうか探っていきたい」と述べた。
 「不登校」は病気や経済的理由以外で30日以上欠席していること。全国は小学校0・39%、中学校2・76%で、県内不登校者の内訳は小学校が455人、中学校が1617人。
 県内の高校進学率は前年度比0・6ポイント増の96・4%、大学進学率は2・1ポイント増の39・8%。全国は高校進学率が98・5%、大学進学率が54・5%だった。