石垣で竜巻か、屋根飛び車ガラス破損 暴風警報解除後


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
石垣市立大浜中学校の屋上に、竜巻とみられる突風で約50メートル先の民家から飛ばされた屋根の一部=8日午後、石垣市大浜

 【石垣】8日午後2時ごろ、石垣市大浜で竜巻とみられる突風が発生した。市消防本部や住民などによると、約100メートルにわたって突風が吹いたとみられる。同時間帯に走行中の自動車の窓が割れ乗車する子ども2人がけがをしたほか、民家の屋根が50メートル飛ばされた。暴風警報解除後だった。石垣島気象台が竜巻かどうか調査している。

 市大浜の国道390号を走行中の自動車後部座席に乗っていた女児(12)と男児(7)が、割れた窓ガラスで顔や腕などに擦り傷を負った。
 2階建て民家の屋根も飛び、一部が約50メートル先にある3階建ての市立大浜中学校の屋上で見つかった。中学校の向かいにある民家の車庫のトタン屋根も中学校の校庭に吹き飛んだ。
 自宅の屋根が飛んだ女性(39)は「突然ボーっとすごい音が響き、地震みたいに家が10秒くらい揺れた」と思いもよらない被害に肩を落とした。