夏休みを利用して、本土の大学に進学した三男が帰ってきた。海が恋しかったという息子に、久米島の海を満喫してもらうことにした。8月3日にフェリーで久米島に渡った。船長から10~30キロのキハダマグロが1番パヤオで8本釣れたと聞いて期待が高まる。翌日午前7時30分に兼城漁港を出船、30分ほどで1番パヤオに到着すると、既に7~8隻の船が漁をしていた。早速、パラシュート仕掛けでマグロを狙った。船長は魚探の反応を見ながらマグロの棚を指示する。仕掛けを下ろすと、アタリを待った。
しかし、前日と違ってなかなかマグロが食ってこない。午前10時、ようやく息子の竿(さお)にヒット。最初は小物と思ったが次第に竿が大きく曲がり、電動リールの巻き取りが止まる。竿を持ってやり取り開始。息子にとって小学生以来のマグロの引き。前回は竿を持つのがやっとだった息子だったが、今回はマグロの引きを楽しむ余裕さえ感じた。
しばらくして浮いてきたのは、13キロのキハダマグロ。その後は中小型のマグロを4本釣り上げたのみで、期待した大物は釣れなかった。しかし、久々の海を満喫するには十分な大きさだった。太一丸(電話)090(3792)3558。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)