原発着工、昨年は世界で3基だけ 建設中4分の3に遅れ 


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 昨年1年間に世界で新規着工した原発は3基にとどまるほか、建設中の62基のうちの4分の3は完成時期が予定より遅れるなど、世界の原子力開発の足踏みが目立つとした報告書を、欧州の民間研究グループが19日までにまとめた。

 フランス在住の原子力コンサルタント、マイクル・シュナイダー氏らがまとめた報告書によると、2014年に新たに建設が始まったのは、アルゼンチン、ベラルーシ、アラブ首長国連邦の3カ国の計3基。10年には1年間で15基、13年は10基の建設が始まったのに比べ、少なかった。
 建設中の原発は62基あるが、うち完成予定が当初より遅れた原発が47基ある。
(共同通信)