八重山、明朝にも暴風域 宮古は昼すぎ接近 台風15号


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 非常に強い台風15号は21日午後9時現在、フィリピンの北にあり、ほとんど停滞している。今後は勢力を強めながら北北東にゆっくりとした速さで進む見通し。22日午前9時までには石垣島の南南西約500キロまで進む見込み。石垣島地方は23日未明から朝、与那国島地方は23日朝から昼前、宮古島地方は23日昼すぎから夕方、沖縄本島地方は24日以降に暴風となる恐れがあり、沖縄気象台が注意を呼び掛けている。

21日午後9時現在の中心気圧は940ヘクトパスカルだが、先島地方や沖縄本島地方に接近するまでに930ヘクトパスカルまで発達する可能性がある。21日午後9時現在の中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートル。半径130キロ以内は風速25メートル以上の暴風域、南側390キロ、北側330キロで15メートル以上の強風域となっている。
 非常に強い台風16号は父島の東南東約400キロにあり、時速15キロの速さで北西に進んでいる。

台風15号の予報接近時間(上)と進路図
台風15号の予報接近時間(上)と進路図