琉球新報社 
非常に強い台風１５号は２３日午後９時現在、八重山地方を暴風域に巻きこみ、勢力を維持しながら時速１５キロの速さで北北東に進んでいる。石垣市登野城で午後９時１６分に最大瞬間風速７１・０メートルを観測した。石垣島気象台によると、八重山地方で過去最大。八重山と宮古で４１人が自主避難している。石垣市内では強風で窓ガラスが割れる被害が複数報告されている。沖縄電力によると午後８時現在、石垣市で５６００戸、竹富町で１４００戸が停電している。台風は２４日未明にかけて先島諸島を通過し、その後、沖縄本島地方へ接近する見込み。
２３日午後８時２３現在の中心の気圧は９４５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は４５メートル、中心から半径９０キロ以内で風速２５メートル以上の暴風となっている。２３日夜、最接近した石垣島地方は猛烈な風が吹き付け、横なぐりの大粒の雨が建物や道路に打ち付けた。八重山署によると、住宅の窓ガラスが割れたという通報が入っているという。
２３日午後９時現在、石垣市で３３人、竹富町で３人、宮古島市で５人が避難所に自主避難している。けが人はいない。
【琉球新報電子版】
