サヨリ釣りで健康維持


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 泡瀬一文字ができて3年半たったころ、サヨリ釣りの上手なおじさんで有名になったAさん。海が荒れ、渡し船が欠航しない限り毎日サヨリ釣りをする。釣りを始めたきっかけは血圧、心臓病、言語障害などで中部病院に通院していた時、趣味は何ですか?と聞かれたので「釣り」と答えた。どんどんやりなさいと先生に言われた。先が短いのかな? それからAさんの一文字通いが始まった。
 1年半くらいで言語障害が完治。3年たった今では月1度の検診時に先生にサヨリ釣りの手ほどきをするという。87キロあった体重もスリムになり海に行くとご飯がうまく、酒も飲まなくなったという。同じ釣り場に3年も通うとノウハウも相当なもの。釣期は2―4月がややペースダウンするが周年釣れ、冬になると型が大きくなる。
 北風と南風の日は良く釣れ、北西の風と風が回る日は食いが悪く、曇りの日はベスト。潮は下げ潮が良く、特に午前の下げ潮時が最高だという。餌はオキアミでも釣れるが遠投しても落ちずにサヨリだけが釣れるモエビを使うようだ。
 それから数年後、対岸の東海産業の砂上げ場に毎朝の健康ジョギングから、サヨリ釣りに転向した北中城村島袋のBさんは1カ月の毎日の気象条件と釣果明細を届けてくれた。生活習慣病にサヨリ釣りは効果がありそうだ。

『各地の釣果』
 ◎150キロ、80キロ、トローリングでカジキ。チーム海童(リーダー大城信彦さん)。17日、カジキ釣りで有名な第三吉丸(又吉強船長)でミヤコゾネでの釣果。(読者情報)
 ◎55キロ、53・5キロ、47・5キロ、46キロの大型マグロを釣ったオキナワ技研工事部メンバー。17日、泡瀬漁港からゆうな丸(玉寄船長)での釣果棚は70メートル、1人1匹ずつ釣り上げたがすべて大型でどれが誰のか区別がつかない。ほかにメカジキ、マンビカー4匹。(マンモス南風原)
 ◎都屋漁港一文字のフカセ釣り、クラブ極釣会。10日、マイボートで渡った国場俊さんら3人の釣果。ポイントの水深は10メートル前後、ハリス2・5号、2ヒロ、ハリグレ8号、餌オキアミ。50センチのバショーカー、40センチ級トカジャー2匹、タマン41、42センチ、チヌマンその他イラブチャーなど計14匹。(サンノリー北谷)
 ◎ケラマ紺瀬2・5番のフカセ釣り。南風原町の仲間義友さん、友人と10日早朝、大洋レジャーの船で磯に渡り、午前中はトカジャーなど、午後はグルクンが浮いて来てヒラーグルクン、アカジューグルクン、タカサゴの3種類のグルクンを釣った。(シーランド南風原)
 ◎うるま市の漁港で“コチ”ラッシュ。6月9日、南風原町の津嘉山小学校の金城3兄弟と、お父さんの直克さんが浜比嘉のビーチ右側から夜の打ち込み釣り、ボラの餌で70センチのコチを釣った。6月3日にも同じポイントで81センチを釣っている、その他コチ情報は15日赤野で67センチ、16日平安座で71センチなど。(シーランド南風原)
 ◎糸満西崎で41センチカーエー3匹。10日午前3時すぎ、宮里豪さんの釣果、ほかに数人の釣り人がいたがいずれも3時から4時にかけてヒットしていた。(つりぐのぞうさん)
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 フィッシング沖縄社・城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明上から】
(1)第三吉丸でカジキを釣った(左から)仲村、高良、嘉数、新垣、大城、福里さん
(2)50キロオーバーの大型マグロと(左から)小禄、安富祖、嘉味田さん
(3)都屋漁港一文字のフカセ釣り。大城さん(左)と宮城さん
(4)お父さんが釣ったコチと(左から)金城朋輝、幸輝、力輝の3兄弟
(5)ケラマで3種類のグルクンを釣った仲間さん
(6)午前3時の下げ潮時にカーエーを釣った宮里さん