普天間で夜間制限超え 宜野湾市に苦情相次ぐ


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 【宜野湾】米軍普天間飛行場所属機計6機が3日夜、日米間の航空機騒音規制措置(騒音防止協定)で運用が制限されている午後10時を超えて飛行したのが確認された。そのうちMV22オスプレイ2機は午後10時47分まで飛行していた。

宜野湾市が設置する基地被害110番には2日から4日までの間で、騒音被害を訴える苦情が18件寄せられた。佐喜真淳宜野湾市長は7日にも沖縄防衛局を訪れ、騒音被害の軽減を要請する。
 3日の普天間飛行場では、夕方ごろからAH1ヘリとUH1ヘリが断続的に滑走路上空を通過し、市大山上空を旋回飛行する様子が確認された。滑走路南端に位置する上大謝名公民館では、この日だけで計90回の航空機騒音を記録。最大値で88・4デシベルを記録した。伊江島補助飛行場では3日午後9時半ごろ、複数のオスプレイによる離着陸訓練が確認された。
 普天間飛行場には3日午後10時18分にオスプレイ1機が戻り、同10時40分ごろにはCH53Eヘリ、AH1ヘリ、UH1ヘリの計3機が相次いで着陸した。その後、同10時47分ごろにはオスプレイ2機が戻った。
 8月27日には海外演習に参加していたMV22オスプレイ約10機が普天間飛行場に戻っており、今後も県内での訓練激化が予想される。