普天間騒音増加 宜野湾市長、防衛局に訓練自粛求める


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井上一徳沖縄防衛局長(右)に対して、米軍普天間飛行場の騒音激化で抗議する佐喜真淳宜野湾市長=7日午前、嘉手納町の沖縄防衛局

 【宜野湾】佐喜真淳宜野湾市長は7日、米軍普天間飛行場の訓練激化による騒音被害が増加していることを受けて、沖縄防衛局に井上一徳局長を訪ねて抗議した。米軍機の夜間飛行と住宅地上空での旋回飛行訓練を自粛するよう要請した。

 市には8月11日から9月7日までに、市民から米軍機騒音に関する苦情が計60件寄せられた。旧盆中日の8月27日早朝には上大謝名区で、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイによる103・7デシベルの騒音が確認された。
 佐喜真市長は「市民生活に大きな影響を与え続けている。極めて由々しき事態で誠に遺憾だ」と述べ、抗議書を手渡した。
 井上局長は「旧盆を含む地元の重要な行事には特段の配慮をするよう米軍に申し入れているが、オスプレイの騒音は大変遺憾だ。あらためて強く申し入れる」と話した。