川内原発1号、10日営業運転へ 規制委が最終検査開始


社会
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 原子力規制委員会は9日、再稼働した九州電力川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の営業運転前の最終検査を始めた。問題がなければ九電に対して10日午後に合格証を交付し、全ての検査を終える。1号機はそのまま営業運転に移行。九電が2013年7月に規制委に再稼働に向けた審査を申請して以来、一連の手続きが約2年かけて完了する。

 規制委の田中俊一委員長は9日の定例記者会見で「問題なく営業運転の段階まで来たのは非常に良かった」と述べた。
 川内1号機は新規制基準を踏まえ設備を新設・改造している。最終検査では、これら設備について規制委検査官が中央制御室で最終チェックする。
(共同通信)