福島第1、14日に海洋放出へ サブドレン計画


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 東京電力は9日、福島第1原発の汚染水対策の一つ「サブドレン計画」で、建屋周辺の井戸からくみ上げた地下水を14日に海に放出すると発表した。14日に放出するのは、昨年試験的にくみ上げ、四つのタンクで保管していた約4千トンのうち約850トン。

 東電はタンクに保管していた地下水の放射性セシウムやベータ線を出す放射性物質の濃度が検出限界値未満であることを確認。放射性トリチウムは放出基準値(1リットル当たり1500ベクレル)を下回る330~600ベクレルだった。
 東電は建屋周辺の井戸「サブドレン」で3日から地下水をくみ上げており、この水も浄化処理した上で海に出す。
(共同通信)