【中国時報】大気汚染を旗で掲示 台中の小中校、危険度色分け


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 台中市は9月の新学期から、市内307カ所にある全ての小中学校で、大気汚染の度合いを示す旗の掲示を始める。健康に障害が出る可能性が高い「危険」と判断された場合、生徒にはマスクと防塵メガネを着用させ、戸外活動を自粛する。

 汚染レベルは米環境保護庁の指標・AQI(空気質指標)が基準。0~50の「正常」なら緑、51~144の「まずまず」なら黄色、145~158の「不良」なら赤、159以上の「危険」なら紫色の旗を午前8時と午後1時の2回、校門に掲げる。
 台中市では近年、中国からのスモッグや工場の煤煙などにより、PM2・5の値が基準値を上回る状況がたびたび発生している。市は学校周辺住民にも、大気汚染への意識を高め、健康管理に留意するよう心掛けてほしいと呼び掛けている。