【中国時報】「話す薬袋」使用開始 彰化病院、服用法をスマホで


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 台湾の彰化病院はことし8月から、スマートフォンで処方薬の服用方法が聞ける特殊な薬袋の使用を開始した。多元的バリアフリー化の一環で、標準語である「国語」と台湾方言に対応しており、文盲の高齢者や視覚障がい者にも優しい薬袋だ。

 袋の表に印刷されている個別のQRコードをスマートフォンで読み取ると、薬の外観、適応症、服用法、薬効などが読み上げられるというもの。袋には点字とインドネシア人介護補助者のためのインドネシア語による表記も施されている。
 高齢化により慢性病で複数の薬を服用する患者が増えている上、独居老人も多く、薬の間違った服用がかねてから憂慮されていた。今回の新しい薬袋の使用開始で状況は大きく改善されるのではないかと同院は期待している。