伊波氏を参院選に擁立 各選考委、宜野湾市長選は志村氏へ


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 来年7月の任期満了に伴う参院選に向け、県政与党と経済界、労働団体などの候補者選考委員会は17日午前、那覇市内で人選の協議をし、元宜野湾市長の伊波洋一氏(63)を擁立する方針を固めた。伊波氏も出馬に前向きな姿勢を示している。

来年1月24日投開票の宜野湾市長選挙について、市政野党系の候補者選考委員会は18日から、候補者に浮上している元県土木建築部統括監の志村恵一郎氏(63)の擁立に向けた最終調整に入る。
 参院選選考委は21日に伊波氏に出馬要請し、承諾を得て正式決定する。市長選の候補にも浮上していた伊波氏が参院選の候補となるため、市長選の候補は志村氏となる見通し。伊波氏、志村氏とも辺野古新基地建設反対の候補となる。
 市長選の選考委は17日午後、那覇市の知事公舎で翁長雄志知事や県政与党の代表者、経済関係者、労働団体と意見交換し、市長選、参院選を連動させて取り組む方針を確認した。
 琉球新報の取材に対し伊波氏は「参院選の選考委から21日に出馬要請に来るとの話を受けた。市政の責任は志村氏が果たしてくれる。私自身は納得して、了解した」、志村氏は「要請があった段階で内容を踏まえて検討したい」と述べた。
 参院選は現職の島尻安伊子氏(50)、宜野湾市長選は現職の佐喜真淳氏(51)が立候補を決めている。