塩川元財務相が死去 小泉政権の後見人


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死去した塩川正十郎氏

 小泉政権で財務相を務めた元自民党衆院議員の塩川正十郎(しおかわ・まさじゅうろう)氏が19日午前10時15分、肺炎のため大阪市内の病院で死去した。93歳。大阪府出身。

 2001年4月から03年9月まで務めた財務相時代は、財政政策を指揮するだけでなく、当時の小泉純一郎首相の「後見人」として政権運営全般に影響力を発揮した。威勢のいい関西弁と独特のとぼけたキャラクターから「塩じい」の愛称で親しまれた。
 衆院当選11回。00年に勲一等旭日大綬章を受章。03年11月の衆院選に出馬せず政界を引退した。04年1月から東洋大総長を務めていた。
(共同通信)