琉球料理と泡盛、世界遺産登録を 推進委がシンポ


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登壇者の話に耳を傾ける来場者たち=19日、浦添市てだこホール

 琉球料理と泡盛の世界無形遺産登録に向けて活動する世界遺産登録推進委員会(委員長・安田正昭琉球大学名誉教授)は19日、「黒麹菌食文化圏における琉球料理および琉球泡盛を世界無形文化遺産登録に」をテーマにしたシンポジウムを浦添市てだこホールで開催した。

約170人が来場した。東京農業大学名誉教授の小泉武夫氏が「琉球料理の真髄」を題目に講演したほか、琉球料理研究家の松本嘉代子氏ら識者によるパネル討論も行われた。
 小泉氏は「和食は世界無形遺産として登録されたが、京都料理が中心となっている。ぜひ素晴らしい琉球料理を一つのカテゴリーとして登録してほしい。琉球の若い人に琉球料理の文化などを伝えていくのが大事だ」と話した。