伊波洋一氏、参院選出馬要請受諾へ


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伊波洋一氏(左)に参院選への出馬の意向を確認する候補者選考委員会の新里米吉委員長(右から2人目)ら=21日午後、宜野湾市の伊波氏の後援会事務所

 来年7月の任期満了に伴う参院選に元宜野湾市長の伊波洋一氏(63)を擁立する方針を固めている県政与党と経済界、労働団体でつくる候補者選考委員会は21日午後、宜野湾市の伊波氏の後援会事務所を訪ね、出馬の意向を確認した。伊波氏は「皆さんの思いがあるならば、受け止める意向だ」と述べ、受諾することを伝えた。選考委が提示した辺野古新基地建設阻止などの基本政策についても「知事選でも取り組んだ課題であり、しっかりと受け止めたい」と賛同した。

 伊波氏の受諾の意向を受け、選考委は23日の会議で擁立を正式決定し、週内にも出馬を正式に要請する。選考委の新里米吉委員長は「オール沖縄の体制を維持して頑張りたい」と語った。
 伊波氏は「目標は辺野古新規基地建設を許さないということ。きょうは前向きに回答させてもらった。後は(選考委の)正式決定の上であらためて手順を踏みたい」と語った。
 来年の参院選には現職の島尻安伊子氏(50)が出馬を決めている。