【中国時報】原発設計に初関与 中国、契約書調印へ


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 台湾の全国紙「聯合報」によると、中国の習近平国家主席は10月にイギリスを訪問し、イギリスでの原子力発電所の設計施工に関する契約書に調印する模様だ。

これまで中国が海外の原子力発電所の建設に関与することはあったが、設計にも関わるのはこれが初めて。
 建設するのは、イギリスのヒンクリーポイントC原発。総工費は250億ポンド(約4兆6千億円)で、その内60%超の約3兆円を中国が負担する。完成後は中国側が30~40%の株式を保有する見込みだ。
 イギリスが新たに原発を建設するのは25年ぶりで、完成すれば全イギリスで使用する電力の約7%を供給できる。8月に中国を訪問したイギリスのアンバー・ラッドエネルギー気候変動大臣は「イギリスには厳格な管理基準があり安全性に問題はない」としている。