水上沖縄大使、ヘリ墜落めぐり本省に情報開示要求


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 外務省沖縄事務所の水上正史沖縄大使は、8月に発生した米軍ヘリうるま沖墜落事故について、同事務所には事故機に自衛隊員が同乗していたことについて情報がなかったことを明らかにし、地元に十分説明できるよう外務省に改善を求めていることを明らかにした。

 28日、那覇市の沖縄事務所で、抗議要請した名護市議会の屋比久稔議長らに答えた。
 地元側に説明できない状態であったことについて「私自身、憤っている。まともに答えられない状態をどうにかしてほしいと。つまり情報開示をしろということを伝えている」と述べ、改善を求めていることを説明した。
 水上氏は、各市町村議会や県議会が可決した意見書などで、これまでに外務省が受けた質問について「あまりきちんとした回答は出ていない。それはおかしいと思っている」とも述べ、この点についても改善していきたい考えを示した。