「小さな巨人」キスのシーズン


社会
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 10月頃から水温が下がり始めるとキス釣りのシーズン到来だ。水温が下がってくると各地の漁港や、砂浜では10センチから15センチのキスが釣れるようになってくる。キスは小型ながら引きが強いので、別名「小さな巨人」とも呼ばれ、見た目も美しく、食べてもおいしい。ベテランから初心者まで人気の魚。この時期は浅場まで上がってくるので、10~30メートルほど投げて釣る「ちょい投げ」でも釣れるので、ファミリーにお勧めだ。

 餌は島ミミズが一番だが、なかなか手に入らないのでゴカイやイソメでも十分釣れる。キス以外にもユダヤーガーラ、小型のチヌやガーラなどが釣れる。魚が全く釣れない「ボウズ」の少ない釣りだ。シルバーウィークの9月22日はシーズン間近なキス釣りの情報収集に各地のポイントを回った。糸満市西崎の通称タクシー会社裏のポイントては2時間ほどで古我知ファミリーが15~20センチのキスを4匹とユダヤーガーラを数釣りしていた。中部の熱田漁港ではキスは釣れていなくて、港内でハララーが釣れた。北上して、屋我地周辺では10センチを平均に15センチのキスがポツポツと釣れている程度だった。

 10月に入ると各地で釣れ出すキス釣りはファミリーには特にお勧めしたい釣りだ。

(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

9月22日、糸満市西崎タクシー会社裏で15~20センチのキスを釣った古我知大成君と海斗君
22日、中城村熱田漁港でハララーを数釣りした島袋武彦さんと晃汰君と妃奈子さん
23日、安波海岸で121センチ・27.3キロのロウニンアジを釣った喜屋武公さん
25日、糸満釣り筏で45.5センチ・1.62キロと42センチ・1.4キロのカーエーを釣った名嘉伸一さんと翔祐さん
5日、那覇一文字で4キロのオーマチ他トカジャーやヒレーカーを釣った大城政人さんと城間大地さん
15日、本島東海岸で67センチ・6キロのマクブを釣った上原直人さんと71.5センチ・4.43キロのタマンを釣った當銘由樹さん
24日、宜野湾マリーナでネリエを餌に48センチ・2.14キロのカーエーを釣った宮城尚茂さん
23日、残波岬で113センチ・8.1キロのマンビカーを釣った太田貴士さん
25日、糸満海岸で61センチ・3.33キロのタマンを釣った宮國勇多さん