キングス開幕連勝 TKbjリーグ第2戦


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 プロバスケットボールTKbjリーグの琉球ゴールデンキングスは3日、広島県の安佐南区スポーツセンターで広島ライトニングと第2戦を行い、104-74で勝利、開幕2連勝を飾った。キングスは第1クオーター(Q)の開始直後からボールと人を動かし、スムーズに得点を重ねた。守備も機能して、広島を開始から3分近く無得点に抑えた。

第2Qも安定した攻守で広島を圧倒した。激しくプレッシャーを与えてミスを誘発し、津山尚大らの得点で広島を引き離した。57-29と大きくリードして迎えた後半は流れが一転した。キングスのシュートがリングに嫌われる一方で広島が着実に加点した。第4Qはミスが増えて流れに乗れず、前半のリードを守る形で勝利をつかんだ。キングスは10、11の両日、滋賀県立体育館で滋賀レイクスターズと2連戦を行う。(観客386人)

琉球ゴールデンキングス(2勝)
 104―74(30-10,27-19,23-24,24-21)
広島ライトニング(2敗)

◆もっと強化する必要
 伊佐勉監督(キングス)の話 自分たちのバスケットを40分、貫けなかった。もっと強化する必要がある。

◆快勝にも課題は山積
 開幕から2試合連続の100点ゲーム。大差をつけての圧勝。結果だけを見ると新たなシーズンは上々のスタートを切ったと言えるのかもしれない。しかし大宮宏正が「自分たちのプレーを徹底できなかった」と語るように、動きだしたばかりのキングスにはまだまだ乗り越えるべき課題が山積していた。
 前半は攻守で広島を圧倒した。流れるようなボール回しからドゥレイロン・バーンズや金城茂之がリングを射抜き、開始直後から4連続得点と波に乗った。前半を終えて28点差。試合の主導権は完全にキングスが握っていた。
 しかし後半は軽快なパス回しが影を潜め、簡単なミスから相手に得点を許した。大宮は「自分たちのプレーがまだまだということ」と反省を口にした。
 次週は昨季リーグ3位の成績を残し、今季も豊富な戦力をそろえている滋賀が相手。大宮は「どれだけ自分たちのバスケができるかがポイントだ」と断言。課題を克服して強敵に挑む。