沖縄男女総合45位 和歌山国体最終日


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 【和歌山国体取材班】第70国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」最終日は6日、和歌山県で行われ、陸上の少年B男子3000メートルで島袋太佑(北山高)が8分49秒32で20位となった。男女の総合成績(天皇杯)で沖縄は45位(633点)で目標としている30位台に入ることはできなかった。

少年B男子3000メートル決勝、レース序盤に上位を狙う島袋太佑(中央)=6日、和歌山県の紀三井寺公園陸上競技場(平安太一撮影)

◆島袋 陸上3000メートル20位
 島袋太佑(北山高)がトップ集団に食らいつく。スタート直後、トラックを半周ほど回った辺りだ。ペースを上げて、ライバルたちを抜き去った。「最初から 先頭についていこうと思っていた」。イメージ通りのレースを展開する。しかし徐々に後方へと下がり、「ペースが速かった」と全国レベルの高さを実感した。
 1年生ながら県高校新人大会の5000メートルで大会記録を樹立した成長株だ。初めて立った国体の舞台でも序盤から堂々とした走りで上位争いをした。し かし「(残り)2000メートルくらいからきついと思った」。後半は第2集団にのみ込まれて、「スタミナも足りないし弱さも出た」と反省した。
 今大会で味わった悔しさは、今月末に開催される県高校駅伝大会にぶつけるつもりだ。「絶対に優勝して先輩たちと全国に行く」と誓う。そして、「国体で負けた選手たちも全国に来るはず。そこで絶対に勝つ」と闘志を燃やした。(平安太一)