カンナギ100キロ超の釣果も


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 同じ海でも本土で釣れる魚はダークトーンが多いのに比べ沖縄の魚はカラフルなものが多く、初めて釣りをする子供たちや観光客はかわいい魚が釣れると大喜びする。
 たくさん釣るより楽しく釣る「熱帯魚釣り」を。北中城村の熱田つりぐでは夏休み特別企画として泡瀬一文字で手ぶらでOK、1人3000円(渡し、サオ、餌すべて込み)で体験フィッシングをスタートさせた。時刻は午前9時から正午までの3時間、インストラクター付きである。
 7日、8人の子供たちのテスト釣りではオヤビッチャー、チョウチョウウオなどカラフルな魚が釣れた。

〈子供たちのコメント〉
 安里美鈴さん(美原小6年)「1回目から釣れて楽しかった。全部で9匹釣れたが1度に2匹掛かったとき、途中で黄色の魚を逃がした。今度は10匹釣りたい」
 伊敷和樹君(光洋小2年)「釣れた魚が生きているので怖かった。長いサオの使い方が途中から分かった」
 安里綾夏ちゃん(美原幼稚園)「顔にかかった水をなめると塩っぽかった。黄色の魚を1人で釣り上げたので腕が痛かった。餌のエビをカニに取られたがおなかがすいているようだったのでたくさんあげた」

〈参加者が準備するもの〉飲み物、おにぎり(2個ぐらい)、タオル、日焼け止めクリーム、帽子、クーラーボックス。申し込みは熱田つりぐ 098(935)4546。前日までに必ず予約する。
 ◎観光客が107キロのカンナギを釣る。大物釣りで、何度も沖縄に来ている茨城県の古谷毅さん夫婦とお父さんは6月30日、那覇沿岸漁港からハナブサ(西條英六船長)で慶良間沖へ。水深300メートルのポイントでカンパチ狙い、午後2時ごろ、ムロアジの餌に大物がヒットしたが根に入り動かない。ライン切れしてもよいと道糸を船のピットに巻きつけ船を動かして魚を根から引きずりだした。カジキやマグロなど回遊魚は大型が多いが根魚で100キロオーバーは珍しい。おまけは7月3日には奥さんが30キロのカンパチを釣っている。
 【注】カンナギ。マハタの老成魚、若魚のころは防波堤などで釣れ、チョコレート色の横縞があるが、成魚は黒褐色になり100メートル以上の深場に移動する。クエやイシナギ、アーラミーバイ(ヤイトハタ)などとともに巨魚の仲間である。この日の仕掛け、サオモンスター泳がせ50ポンド、電動リール、道糸PE6号、ハリス50号、オモリ300号
 ハナブサ 西條船長090(8293)7949。
 ◎宜名真磯釣りで120センチ、32キロのアーラミーバイ。6月30日早朝4時、沖縄市の知名朝数さん、道糸・ハリス100号のクエ仕掛けでゲット。(マンモス泡瀬)
 ◎渡嘉敷港でカーエー狙いの捨てサオに70センチのタマン。4日、深夜3時、那覇市の福元正明さん、前週43センチのカーエー2匹を釣った場所で夢よもう一度と夜釣り。本命のカーエーは釣れなかったがタマンにガーラなどを釣った。(つりぐのぞうさん)
 その他
 残波、真栄田岬、安田漁港でカツオ。中型タマンは恩納海岸、朝夕のガーラは石川漁港、マリンタウン。港川で朝夕ミジュンなど。晴天続きで一荒れすれば釣果上昇する。
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 フィッシング沖縄社・城一人098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)魚がいっぱい見える泡瀬一文字の熱帯魚釣り
(2)お父さんが釣った32キロのアーラミーバイとりいなちゃん(左)、ゆりなちゃん
(3)釣ろう、釣る、釣れた
(4)107キロのカンナギと古谷さん親子
(5)釣った魚は空揚げにして食べました
(6)渡嘉敷港でタマンを釣った福元さん