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今月いっぱいで本コーナーは終了することになりました。23年間のご愛読、取材協力いただいた方々にお礼申し上げます。
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釣りの記事はおかしなもので昔の物を読む方がロマンがあり、役立つ事が多いものです。特にバブル華やかなりしあのころは10人集まれば釣りクラブと言うほどのブーム。仕事に釣りに燃えに燃えた若かりしころを思い出し、釣りの歴史に残る名門クラブを振り返ってみました。
《磯釣りチヌ》
◎沖縄黒鯛クラブ 3点玉ウキで6カ月で1300匹のチヌを釣ったチーム、ヨブのポイントは流行語となる。
◎南海磯釣りクラブ カニの餌の打ち込み釣りのパイオニア。指2本パチパチさせてお前もこれ(カニ)か、が流行。
◎じょうじゃん会 山原の浅場のチヌのポイントを開拓した、名手魚方の仲里さんは現役。
《タマン打ち込み釣り》
◎アロハ釣りクラブ 30年近く前に具志川島で初めてタマンを釣ったチーム、干潮時に干上がる所がタマンの餌場を流行(はや)らせた。半数以上が定年。
◎シーメンズクラブ石川 表面には出ないが、実力、実績抜群、特に離れ岩のポイントに強い。
《アーラミーバイ》
◎荒磯剛竿会 同ポイントで114センチのガーラと115センチのアーラミーバイを1人で釣り上げた照喜名さんは現役。
◎アーラフィッシングクラブ 巨魚狙いでは抜群の実績を残した。
《ぐるくん釣り》
◎ヒラニザ会 ぐるくん釣りの理論を確立した名門実力派クラブ。
◎三和交通釣りクラブ 最大の釣りクラブ、1990年代は釣り大会で常勝チームで知られた。
《その他》
◎パヤオのマグロと磯釣りのタマンは本土では体験できないので観光客に人気。思い出の船長さんは久米島漁協の上原元さん。セーイカ釣りを始めた人。カジキ釣りでは第一人者。釣り大会では上原さんの船に乗った人が入賞すると言われるほどの人気の船長さんだが、釣らすためには釣り人に厳しく、サオを立て、リールを巻けと大声。まるで自衛隊並み。
◎20年前と比べて増えた魚種、少なくなった魚。餌のモズクなどが多くなりカーエーは増えている。タマンも多くなった。少なくなった魚種ではキスは激減、石川のグルクマは防波堤埋め立てのせい? 離島のミジュンが少なくなったのは気掛かり、漁港が整備されたのでイシガキダイやコチは多くなったようだ。
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フィッシング沖縄社・城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp
【写真説明】上から
(1)沖縄黒鯛クラブの釣果
(2)じょうじゃん会、伊是名でチヌ(1993年)
(3)荒磯剛竿会、伊平屋にて(1989年)
(4)三和交通釣りクラブ(1990年)
(5)人気の釣り大会シーガーカップ(1997年)
(6)パヤオの大型マグロ釣り(1997年)
(7)231キロのカジキを釣らせた上原船長(右)