【交差点】大盛況の福建商品交易会


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 5月後半、福建省福州市の金山投資区展覧城で、市主催の第2回中国福建商品交易会が催された。広州で開かれる交易商談会より小規模だが、世界各地、中国各都市から多くの企業が参加し、各分野とも盛り上がりを見せた。
 会場には工業、IT、食品、衣料、工芸などブースごとにさまざまな商品が出品、展示されていた。商談を推進する企業交流の場として、中国では各主要都市単位で毎年開かれるイベントの一つである。
 日本からは東芝、日立など福州市に工場を持つ企業も参加しており、沖縄からも健康食品関連企業(沖縄長生薬草本社)と県産業振興公社がブースを展開し、パンフレットを配りながら商品説明や沖縄観光をPRしていた。
 基本的に商談を目的とした交易会となっているため、商品販売は禁止となっているが、日常用品関連のブースでは売り買いする人たちも見られ、特に食料品の展示場は大入りの大盛況であった。参加した各企業は自慢の新商品、人気商品の売り込みに大忙しで、熱気に包まれ、福建省のさらなる経済発展につながるーと期待が膨らんだ。
(吉元耕己・中国沖縄民間大使)