【中国時報】過剰報道で改善求める 台風13号で中央気象局


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 中央気象局は先月29日、テレビ各局の台風13号に関する報道に「気象法」に抵触する過剰報道があったとして、改善を求めた。今後、同局の警告を経ても改善が見られない場合、35万円から175万円の罰金が科せられる。
 2年前に改正された「気象法」では、いかなる個人や機関も台風、豪雨、地震などの災害に関する予報をしたり、警報を出すことはできない。しかし、最近のテレビ報道では視聴率のアップを狙い、台風警報が出る前に警報を出したり、雨量を水増しして報道していた。
 同局では台風の中心位置、強さ、進行方向、暴風域などについても、同局が発表した通りに報道するものとし、暴風域を抜ける時間などについて発表に基づいた憶測報道も行ってはいけないと明示した。改善されなければ処罰し、悪質な場合は局名の公表も検討している。