台北市立動物園の陳宝忠園長らは先ごろ、中国政府が台湾の動物園に贈呈予定のパンダの飼育環境を調査するため、中国を訪問した。陳園長は、今年中には贈呈先選定のため、大陸から専門家が派遣され、早ければ来年の9月か10月にも贈呈される模様だとしている。
陳園長によると、現在台北市立動物園のほか、高雄、台中、新竹の動物園もパンダの寄贈を強く要望しているが、台北市に決まる可能性が最も高い。同園では、今年10月には担当者を日本かアメリカに派遣し、飼育などに関する訓練を受けさせることにしている。
同園の農業委員会(農林水産省)に対する飼育許可申請は、10月初旬になる見込みだが、パンダの輸入と飼育に関して農業委員会は「パンダは絶滅にひんした野生動物であり、『野生動物保育法』の規定では、政府の許可が必要となる」と述べるにとどまり、態度を保留している。
【中国時報】大陸からパンダ贈呈 早ければ来年9月に来台
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琉球新報社
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