【中国時報】50人に1人が薬物経験あり 台湾の大学生


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 柯慧貞成功大学教授は先ごろ、麻薬など薬物の流行状況と対策を検討する国際会議で、台湾の大学生の薬物使用に関する調査報告を発表した。これによると、大学生の50人に1人が、大麻や覚せい剤などの薬物を使用した経験があることが分かった。
 この調査は、台湾全国の大学生4800人余りを対象に実施したもので、有効回答数は約4000。2%の学生が、「薬物使用の経験がある」と回答した。最初に接触したものではシンナーが多く、高校時代にアンフェタミンやFM2、コカインを使用。大学に入ってからエクスタシーや大麻を使用するという傾向があることも分かった。
 接触した場所では、パブ、カラオケ、スケート場、プール・バー、ネットカフェ、モーテルが挙げられている。一人暮らしで、飲酒と喫煙の習慣があり、1カ月の小遣いが1万元(3万4000円)以上の男子学生に経験者が多かった。