【ハワイ】沖縄一色に染まる マウイで沖縄まつり


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 マウイ沖縄県人会とマウイ郡主催の沖縄まつりが8日、ハワイ州マウイ島のマウイモールで開催された。モール内での祭り開催は初めて。
 平常通り営業の約20店舗が並ぶショッピングセンター中央にステージと観客用のテントを設け、モール通路には食べ物、クラフト、ゲームのブースが軒を並べた。
 午前10時、ステージではヤングオキナワオブハワイの獅子舞で歓迎の幕が上がった。エネルギッシュな中にもこっけいな動きを見せる獅子に、観客は大歓声。特に子供たちには大人気だった。
 与那原ボプ・マウイ沖縄県人会長と、沖縄系であるマウイ郡の新川アラン市長が、それぞれあいさつした後、ステージは午後3時まで沖縄文化一色に染められた。また、マウイハワイ太鼓をはじめ、地元マウイの沖縄芸能関係者のほか、オアフからも50人余のエンターテイナーが応援に駆け付けた。
 今年は沖縄県の旧平良市とマウイ郡の姉妹都市40周年の記念すべき年で、「宮古からマウイへ-沖縄の文化を分かち合おう」という祭りのテーマが掲げられ、毎年作られる祭り記念Tシャツのロゴにも県人会メンバー、本堂ウェイド氏デザインのサシバが選ばれた。
 食べ物のブースは、開始から2時間余りで足ティビチ、サーターアンダギー、ラフテーなどが完売し、予想をかなり上回る群衆に関係者も驚いていた。また、マウイモール店舗側からは、「今まで見たこともない大勢の客で経済的利益をもたらした。来年もぜひ…」という喜びの声が上がった。
 (名護千賀子通信員)