【中国時報】3K産業に外国人 労働者不足緩和で政府方針


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 「きつい、危険、汚い」のいわゆる「3K」産業とされる19の業種で深刻な労働者不足が叫ばれていることを受け、政府の労働委員会は先ごろ労働団体と協議し、年内に同業種に対する外国人労働者導入の大幅な緩和を行うことを決めた。
 これまで外国人労働者の導入が認可されていたのは、5千万元(約1億7千万円)以上の大規模な投資案件に限られており、人数も必要とされる労働者の一定比率以下に制限されていた。このため、比較的投資額の低い3K業種では、慢性的な労働者不足が続き、大きな問題となっていた。
 工業局から強い要請を受けた労働委員会は、労働関連団体を招いて「製造業における3K業種の特定業務に関する外国人労働者導入に関する座談会」を開催。法案の整備などについての協議と意見交換を行い、規制緩和に踏み切ることを決めた。