【中国時報】「授乳権」求めママ決起　台湾母乳協会が抗議デモ

　台湾母乳協会の母親約３０人は６日、「公共の場所での授乳権をよこせ」「トイレでの授乳を強要するな」と訴え、市立美術館前広場でいっせいに赤ん坊に授乳する抗議行動を繰り広げた。
　これは先ごろ、台北市立の「故事（物語）館」の館内で、母親２人が子どもにお乳を与えようとしたところ、注意された上、退出を求められたことが発端となった。「授乳は恥ずかしい行為ではない」「堂々と母乳で子どもを育てよう」と、授乳への理解を求めた。
　参加したお母さんの中には「授乳室で授乳しろと言うが、台北市内の授乳室は大変少ない。結局トイレで授乳せざるを得ないが、赤ちゃんだってトイレで“食事”などしたくはないはずだ」と抗議。参加者の中には自然に授乳ができるベストを着用するなど、さまざまな授乳のための工夫を披露する人もあった。