ウキ釣り女性に人気


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〈年初め釣り雑感〉
 ゴルフ、フィギュアスケート、テニスなど華やかな若い女性の活躍の陰で、地味に静かなブームになりつつあるのが県内のカップルフィッシング。中年カップルは宜名真漁港でグルクンのカゴ釣り、若いカップルはダイナミックな慶良間の磯でフカセ釣りに夢を託す。女性に人気があるのは、いずれもウキを使った釣り。「スパッ」と海中に沈むあの快感が魅力のようだ。

《明るい話題 残波岬で釣りざおを使って人命救助》

 おぼれた外国人ダイバーを釣り糸で救助した。(12月27日、本紙の朝刊社会面)

《日ごろから注意! 海難事故は忘れたころにやってくる》

 防波堤などから人が転落した場合、慌てずに釣りざおの先か道糸につかまらせる。または、空にしたクーラーボックスを投入して人間が沈まないようにしてから落ち着いて救助を求める。船のライフジャケットには呼笛が義務づけられているように海では大声を出しても聞こえない。運動会などで使う呼笛をポケットに入れておく。

 ○日本一の大物釣り場、伊是名沖で前例がないアーラミーバイ3連発に162センチの大カンパチ。12月10日に島袋元さんが31キロのアーラをゲット、24日には同じポイントで午前9|10時の1時間の間に47キロ、42キロ、29キロと3匹のアーラを連続で釣ったAさん(匿名希望)、一番小さかった29キロが最も引きが強かったという。恋の鉢合わせをしていたのか? 「同じポイントで1度に3匹は珍しい」と船長談。
 翌25日には同じポイントで、今度は名護市の具志堅興二さんが162センチ、推定50キロ前後の特大カンパチを釣り上げた。いずれも大物釣りで有名な運天港の第一大盛丸(澤岻船長)(マンモス名護店)

 ○ハリス120号で151キロのメカジキを夜釣りで釣る。24日、海野漁港から海翔丸で夜釣りに出た西原町の居酒屋大漁屋釣りクラブの翁長孝博さん、孝栄さん、與那覇誉さん。深夜1時ごろにヒットしたが、2本のさお立てが折られ3本目のステン製のさお立てでようやくファイト。40分がかりで全長3メートル39センチ、151キロのメカジキをゲットした。水深70メートルで仕掛けは、さおGs南海泳がせ80―240、リールはコマンドX―15SP12V、道糸はPE20号、ハリスはクレハシーガー万鮪120号、オモリは300号(マンモス南風原店)

『ファミリーフィッシング』

 ○中城湾水路で42センチのチヌ、25日夕方に山城和浩さんが打ち込みで釣った(米吉)

 ○牧港漁港で小3の銘苅樹君が41センチのガクガクとキスを釣った。25日午後1時ごろ、エビのエサの打ち込み(シーランド宜野湾)

 ○赤野漁港で17・5センチのキスなど数釣り。毎週日曜日は家族で釣りを楽しむ諸見小2の久高将太君(マンモス泡瀬)

【写真説明】上から
(1)同じポイントで1時間に3連発した伊是名沖のアーラミーバイ
(2)31キロのアーラミーバイと島袋さん(左)
(3)162センチのカンパチと具志堅さん
(4)夜釣りで釣った151キロのメカジキ。(左から)孝博さん、與那覇さん、孝栄さん
(5)42センチのチヌを釣った山城さん
(6)ガクガクを釣った銘苅君(左)
(7)キスの数釣りをした久高君(中央)

 フィッシング沖縄社・城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp