【読谷】読谷村文化センター鳳ホールで8月13日、「創作子どもミュージカル」が5年ぶりに開催された。2月のミュージカルワークショップを皮切りに村内在住の小中学生20人が参加し、せりふや歌、演技を一生懸命練習し、本番を迎えた。
劇は「コインコと星の三線~大切なものはいつもそばにある~」。星空観察に出かけた少年たちが、琉球三味線歌曲の祖と言い伝えられる読谷出身の「赤犬子」の子孫「コインコ」と出会い、「オキナワ」の危機を知って未来を救うために冒険する物語。
主役を演じた阿波根花帆さんは「練習ではみんなと合わせるのが大変だったが、本番はみんなで頑張った練習成果を発揮でき、無事役を演じ切れた。役を演じることでコインコという人物を学べた」と話した。
村教育委員会の知花優教育長は「2000年度から隔年でミュージカルが行われ、これまでに7作品が創作された。多くの子どもたちが大きな成果を上げてきた。新型コロナウイルスの影響で延期が続き、今回は5年ぶりに開催できてうれしく思う」とあいさつした。
(FMよみたん・比嘉祥雄通信員)