【中城】6年に一度開かれる中城村当間のマールジナ(大綱引き)が10日、同公民館前の通りで開かれた。大勢の区民が参加し、会場は道ジュネーもあり盛り上がった。
マールジナは1883年に始まり、140年の歴史を持つ。戦時中に一時中断したが、住民からの強い要望で1974年に再開した。当間自治会の比嘉義人会長は「新型コロナの影響でできるか心配していたが、開催できて感無量だ。今後も絶やさないよう、子や孫につなげてほしい」と話した。
マールジナの前に、子どもから大人までが参加してドラや太鼓、ボラなど楽器で綱引きを盛り上げる道ジュネーもあった。
綱引きは上組と下組に分かれ、雄綱と雌綱が貫木棒でつながると同時に開始された。2回綱を引き、1勝1敗だった。
1回目の綱引きで負けた下組で綱を引いた小原忠喜さん(75)は「2回目こそは頑張りたい」と力を込め、「大変盛り上がっている」と祭りの雰囲気を楽しんだ。
(金盛文香)