【豊見城】豊見城市立豊見城中学校1年の宜保尚吾さん(13)=沖縄ダイヤモンドベースボール倶楽部=が、ポニーリーグの「少年硬式野球ワールドシリーズU―12ブロンコの部」の日本代表チームに選抜され、チームは7月末に米テキサス州で行われた世界大会で優勝した。宜保さんは「優勝して、周りにも祝ってもらい、うれしかった。この経験を生かして、U―14、U―16でも活躍できるよう頑張る」と話した。
4日、父・章太さん(48)と、豊見城市役所に徳元次人市長を訪ね、優勝を報告した。
県内から選抜されたのは宜保さん1人。守備、打撃ともに得意で、普段はキャッチャーだが他のポジションもできる万能選手。代表チームではファーストやレフトも守った。
世界大会に先立ち、6月にフィリピンのマニラでアジア大会が行われ、フィリピン、日本、台湾、中国などが出場した。宜保さんは中国戦でホームラン1本を放つなど活躍した。日本は優勝し、世界大会出場を決めた。
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世界大会には日本のほか、米国内チーム、メキシコ、ドミニカ共和国の計8チームが出場。日本は2回戦で米国チームに8―10で負け敗者復活戦に回ったが、その後は連勝。決勝のドミニカ戦では9番ファーストで出場。足を使ってチームに貢献し、3打数2安打、3盗塁を決めた。日本は15―0で完勝した。
宜保さんは「相手ピッチャーの癖を盗んでヒットを打った。盗塁も成功してうれしかった。ベンチにいる時も周りに声をかけた」と振り返った。将来の目標について「プロ野球選手として活躍したい。ホームランを打つ選手になりたい」と語った。
(岩崎みどり)