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離れても島の味忘れないで 伊江中3年生、漁協の指導で魚料理 ミーバイの魚汁とムニエル作れた


離れても島の味忘れないで 伊江中3年生、漁協の指導で魚料理 ミーバイの魚汁とムニエル作れた 3年生を対象に行われた魚料理教室=9月12日 伊江中学校家庭科室
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 【伊江】伊江漁業協同組合(八前隆一組合長)は9月12日、伊江中学校3年生を対象に同校家庭科室で魚料理教室を開いた。講師は八前組合長のほか、平安山良さん、内間有太さん、宮城堅司さん、崎浜秀二さん、玉城太智さん、山城真奈美さん、八前沙樹さんら同組合職員や青年部員、女性部員の8人。海に囲まれた伊江島の子どもたちに魚のさばき方、切り方、調理法などを伝授した。郷土への愛着を育てるのが狙いで、島立ち教育の一環として毎年行われている。

 調理前に行われた平安山さんの「マグロの解体ショー」では、見事な包丁さばきに子どもたちから感嘆の声が上がった。

 この日の食材はヤイトハタ(ミーバイ)でメニューは魚汁とムニエル。子どもたちは講師の指導を受けながら魚のうろこを取り、内臓を除き、3枚におろし調理した。子どもたちは海の幸に感謝し、そのおいしさを味わった。

 八前柊さんは「島立ちした後でも簡単に作れるメニューとして、マグロのステーキの作り方を教えてもらった。とてもおいしかった」と話し「忙しい中、僕たちのために魚料理を教えていただき感謝します」とお礼を述べた。

 (知念光江通信員)