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無形文化財「操り獅子」披露 本部町伊豆味区 豊年祭


無形文化財「操り獅子」披露 本部町伊豆味区 豊年祭 国から無形民俗文化財に指定されている、本部町伊豆味区の操り獅子=8日、伊豆味神社前広場
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国から無形民俗文化財に指定されている、本部町伊豆味区の操り獅子=8日、伊豆味神社前広場
【本部】5年マール(4年に一度)で開催される本部町伊豆味区の豊年祭が7、8の両日、伊豆味神社前広場で開かれた。最終演目が終了した8日には出演者全員による「総踊り」があり、来場者とカチャーシーを踊って五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願った。
豊年祭は両日ともに、20を超える演目が披露されるなど盛りだくさんの内容となった。独特の踊り方が特徴の「鳩間節」や、同区伝統の「長伊平屋節」「亀の甲」「大願口説」などに大きな拍手が沸いていた。2004年に国から無形民俗文化財に選定されている「操り獅子」の演目になると子どもたちが舞台前に集まり、伝統の技法を食い入るように見ていた。
豊年祭実行委員長の嵩原安彦区長は「豊年祭に向けて、区民一丸となって取り組んできた。少子高齢化で人員確保に苦労したが、移住者も快く参加していただいた。100年あまり続く伝統文化を後世に伝えたい」と語った。 (池田哲平)