月夜を背にランニング 青い海と夕日の赤に染まる伊平屋島


月夜を背にランニング 青い海と夕日の赤に染まる伊平屋島
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 「星の声援、月の伴走」をキャッチフレーズに、第29回伊平屋ムーンライトマラソン(主催・同実行委員会、共催・琉球新報社)が28日、伊平屋村の友愛と健康の広場を発着点に開かれる

 伊平屋ムーンライトマラソンの最大の特徴は、月夜のランニングだ。ランナーは美しい海岸線や田園風景を楽しんだ後に、青い海の色が夕日で赤く染まるグラデーションなど、時間とともに変わる景色を堪能することができる。日が暮れると東海岸から昇る満月の光と、ペンライトの明かりを頼りにゴールを目指す。海沿いの道路を使用する全体的に平らなコースで、初心者や女性も気軽に参加できるとして、県内外にファンも多い。


 大会前夜祭では、村の伝統芸能や現代版組踊の演舞、「のれん分け」した北海道奥尻島の「奥尻ムーンライトマラソン」へ大会派遣の抽選会も開催される。前夜祭、後夜祭は民謡歌手の津波古夏鈴さん、那覇市のライブステージバンド「GalaBAND」など、アーティストのライブも楽しめる。前夜祭は名産のもずくがたっぷり入った沖縄そば、後夜祭は牛汁と、地酒の泡盛「照島」を使ったカクテル「照島パンチ」も振る舞われる。


 今帰仁村運天港と伊平屋を結ぶフェリーは約80分。27~29日の乗船は要予約。大会当日の28日は時間を変更して運航、翌29日は伊平屋発の便を増便する。問い合わせは同実行委員会、電話0980(46)2867。