【大宜味】大宜味村の山川勇さん(69)が6日、同村津波山の林道脇で一株の直径約70センチ、傘の直径約40センチのきのこを見つけた。県森林資源研究センターによると、キシメジ科キシメジ属のニオウシメジとみられる。山川さんは「見応えがあり不思議だ。やんばるの自然はすごい」と驚いた。
同センターによると、ニオウシメジは傘の直径が12センチから32センチで、基部が互いに結合してシメジ状の集団となる。県内では梅雨時期から秋口にかけて発生するという。
ニオウシメジは食用きのこだが、県は「野生のきのこは生育環境によって食中毒を引き起こすことがあるほか、誤って毒きのこを食べるリスクがあるため、絶対に食べないでください」と注意を促した。
(武井悠)