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教え子の声援受け力走 伊平屋中教諭・上地英樹さん


教え子の声援受け力走 伊平屋中教諭・上地英樹さん 生徒からの声援を励みに見事ハーフマラソンを完走した上地英樹さん
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 【伊平屋】伊平屋中学校に赴任して3年目になる上地英樹さん(54)は、初めてムーンライトマラソンに参加した。
 10年ほど前はおきなわマラソンなどにも出場していたが、最近は運動不足気味といい「仕事やお酒を飲むのに忙しかった」と苦笑い。ハーフマラソンを完走し「今後は定期的に走ってみようかな」と話し、新たな目標を見つけたようだった。
 上地さんがムーンライトマラソンに出場したきっかけは、今年1月に伊平屋村で開かれたトリムマラソン大会だ。10キロ部門に出場したが、制限時間内にゴールできず失格に。「内心ショックだった」という。その後、ムーンライトマラソンの完走を目標に練習を重ねた。10月からは、ほぼ毎日走り込んだ。
 本番当日、沿道から教え子らの声援を受け、約21キロのコースを制限時間内に走り切った。「10年のブランクはやっぱり大きい」と話すも、「生徒らの応援が励みになった。景色を見ながら走れて楽しかった」とやりきった表情を見せた。 (金城大樹)