沖縄刑務所(中村志郎所長)は11月11、12の両日、南城市知念の同刑務所で沖縄矯正展を開いた。所内で製作された「南獄アロハ」やふた付きの木箱、バーベキューこんろなどをはじめ、全国の刑務所から集まった約6千点の製品が出展された。2日間で4929人が来場し、会場はにぎわった。
特設ステージでは沖縄尚学高校・付属中学校と伊良波中学校吹奏楽部による合同演奏や小禄高校書道部による書道パフォーマンス、刑務所内での非常事態に対応する管区機動警備隊の特別警備活動などが披露された。
出展品は受刑者などが刑務所内で行う刑務作業によるもの。
製品の売り上げは主として新たな製品の材料費に充てられ、一部は全国の犯罪被害者支援団体に寄付される。
中村所長は「地域の方々に刑務作業製品を手に取ってもらい、出所した受刑者の職や住居の支援に理解、協力いただきたい」と語った。
(西田悠)