有料

個性光るキャラはつらつ 北谷町の子ども劇団NIRAI公演 歌にダンス、笑顔あふれる 沖縄


社会
個性光るキャラはつらつ 北谷町の子ども劇団NIRAI公演 歌にダンス、笑顔あふれる 沖縄 ちゃたんニライセンター(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 石井 恵理菜

【北谷】北谷町子ども劇団NIRAIの第17回定期公演「神様でわっしょい」が11月18日、桑江のちゃたんニライセンターで開かれた。町内17人の子どもたちが、個性光るキャラクターを演じ切り、満員の会場からは大きな拍手が響いた。

 作品は演技指導・演出を手がける宮里京子さんが書き下ろした最新作。嵐で黄泉(よみ)の国に迷い込んだ村の子「タタラ」が、人間の世界に戻るため、閻魔(えんま)大王や小鬼の3きょうだい、蝶の精霊など個性あふれる住人たちと触れ合う物語。
 子どもたちは5月から練習を開始し、役作りに取り組んできた。劇の合間には歌やダンス、愉快な掛け合いなどがあり、会場は笑顔であふれた。

 タタラ役の大城絆愛(きずな)さん(12)=浜川小6年=は「最初は不安があったが、途中で不安が取れて精いっぱいできた。自分のせりふの時以外もしっかりと集中力を保った」とうなずく。千鳥役の多嘉良由理さん(14)=北谷中2年=は「緊張がすごかったが、一度舞台に出てせりふを発したら緊張がほどけた。最後のダンスも笑顔で踊れた」と達成感にあふれた表情を見せた。
 (石井恵理菜)