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表現力豊かに創作ダンス/知念中1年生/プロの指導受け発表


表現力豊かに創作ダンス/知念中1年生/プロの指導受け発表 体を大きく使ってダンスをする生徒ら=11月29日、南城市知念の知念中学校体育館
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 【南城】南城市立知念中学校(徳元清政校長)で11月27~29日の3日間、プロのダンサーを講師に迎えた創作ダンス体験ワークショップが開かれた。最終日の29日は成果発表もあり、参加した1年生約40人が手足の動きを確認しながら、表現力豊かにダンスを披露した。
 生徒の創造性やコミュニケーション能力を育む目的。講師は愛媛県松山市を拠点に活動するコンテンポラリーダンスカンパニー「ヤミーダンス」の合田緑さんが務めた。アシスタントとして県内在住の金城智子さん、根岸由季さん、國仲正也さんも参加した。
 振り付けには、手拍子や水を飲むしぐさなど生徒の中から出てきた日常的な動きを取り入れた。合田さんは「今自分がここにいることを確かめながら踊ってほしい」と声をかけ、生徒らは集中力を高め本番に臨んだ。
 親川創さん(12)は「自分で考えてダンスをして楽しかった。最初は自信がなく、後ろに隠れていたが、本番は前に出てできた」と話し、「出来は最高」と目を輝かせた。
 合田さんは「内に秘めた情熱が体からだんだん発散されていくようなパフォーマンスだった」と称賛し、「新しい動きに挑戦して、恥ずかしさや葛藤を一歩乗り越えようとする気持ちが伝わってきた」とほほ笑んだ。
 ワークショップの実施は今回で3回目。 (上江洲仁美)