【南風原】南風原町の総合防災訓練が11月24日、同町総合保健福祉防災センター(ちむぐくる館)で行われた。7年ぶりの総合訓練で165人が参加した。強い地震の発生を想定し、町の防災グッズ確認、給水や土のう積み訓練などを体験した。東部消防組合消防本部から地震直後の行動についての講習もあった。
講習では、同消防本部救急課の佐久田尚課長補佐が説明し、災害直後に(1)自身の安全確認(2)火の始末(3)隣近所の安否確認-をするよう求め、「火災の原因になるのは電気。元栓を落として」と強調した。
また、救助が必要な人を見つけたら「周囲に協力を求め、力を合わせて助け出してほしい。火災が広がる前に救出するよう力を尽くす」と話した。2次被害を防ぐため、ヘルメットや軍手、安全靴を着用することや火災など周囲を監視する人を置くことなどを求めた。
民生委員として参加した大城早恵子さん(74)は「参加すると、いろいろ思い出す。大切なことなので毎年開催してほしいし、地域ごとにも開いてほしい」と話した。 (岩崎みどり)
有料
地震想定し迅速対応確認/南風原/総合防災訓練、165人参加
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琉球新報朝刊
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