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県勢1位 山崎智憲さん(宜野湾) 初出場、毎月500キロ練習


県勢1位 山崎智憲さん(宜野湾) 初出場、毎月500キロ練習 県勢1位でゴールした山崎智憲さん=17日、与那原町東浜の与那古浜公園
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【南部】17日に開催された第6回沖縄100Kウルトラマラソン(同マラソン実行委主催、琉球新報社共催)に山崎智憲さん(49)=宜野湾市=が挑戦し、県勢1位に輝いた。総合順位は31位で、9時間9分11秒でゴールした。100キロのコースを「きつかった。上り坂が地獄」と振り返り、ゴール地点では達成感に満ちた笑顔を浮かべた。
 フルマラソンには何度も出場しているが、100キロを走るのは初めて。体調管理のため15年前にマラソンを始め、「完全にハマった」という。マラソンの魅力を「練習を頑張るほどタイムが伸び、年齢に関係なく走れる」と話す。9日に実施した国頭トレイルランニング大会18キロの部で準優勝した実力者だ。
 福岡県出身で公務員として勤務している。仕事で福岡と沖縄を行ったり来たりし、沖縄に住んで計15年ほどになる。ほぼ毎日25キロを走り、毎月500キロ以上走る生活を2、3年続けてきた。「ウルトラマラソンにはずっと出たいと思っていたが、走りきる勇気がなかった。今年は準備万全でいけるかなと出場した」と語る。
 ゴール地点にはラン友2人が応援に駆け付け、100キロ完走の喜びを共有した。想定よりも良いタイムだったと話し「来年も出たくなると思う」と連続出場への意欲をのぞかせた。
  (上江洲仁美)