【渡嘉敷】2023年度渡嘉敷村子ども議会が5日、村議会本会議場であり、中学3年生12人が村議の活動を体験した。村立渡嘉敷小中学校(嘉数雄信校長)の恒例行事で、生徒らは社会科で学んだ議会制民主主義の理解を深めた。
與那嶺輝空さんが子ども議会の議長を担った。村当局から新里武広村長はじめ、課長以上が参加。議長を除く11人の子ども議員は日頃から感じている率直な疑問や要望などを村当局に質問した。當山清彦村議会議長、嘉数校長、中学教諭らも傍聴した。
木村真矢さんは、近年のダム水の使用量増に伴う節水の呼びかけについて質問。新里村長は、現在、県が管理する新たな浄水施設を建設整備中で、水不足解消の見込みであると答弁した。
村定期船乗り場の歩道屋根の整備や夏場の観光客増に伴う定期バス増便、旧校舎の改修など、子ども議員らは鋭く質問した。
新里村長は閉会後、「解決処理できる事項はしっかり取り組んでいきたい」と述べた。子ども議員らは「政治への関心を深めるきっかけになった」と感想を話した。 (米田英明通信員)
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子ども議会に中3生12人 渡嘉敷 鋭く質問、「関心深めた」
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琉球新報朝刊
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