【石垣】八重山署(前堂也寸志(やすし)署長)は19日、高齢男性の特殊詐欺被害を防いだとして、石垣新栄郵便局の局員、仲間楓花さん(22)に感謝状を贈呈した。仲間さんは「お客さまの大切な資産を守れてうれしく思う。これからも守れるよう努めていきたい」と喜んだ。
仲間さんらによると、10月23日、高齢男性が1人で石垣新栄郵便局に来た。電話で「ATMに着きました」などと誰かと話しながら、ATMを操作していた。違和感を覚えた仲間さんは川島靖史局長に報告した。局長が男性に声をかけ確認すると、振り込むよう指示を受けていることが分かった。局長は詐欺だと気づき、別の局員に警察に通報するよう伝えた。その後、現場に駆け付けた警察官に男性を引き継いだという。
仲間さんは普段から、川島局長や局員同士のミーティングで、特殊詐欺防止の情報共有をしており、「慌てずに対応できた」と振り返った。
前堂署長は「局員としてのかがみであり見本だ。これからも不審に思ったら声かけをして特殊詐欺を未然に防いでほしい」とたたえた。 (照屋大哲)
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詐欺被害防止、局員に感謝状 八重山署 石垣新栄郵便局・仲間さんに
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琉球新報朝刊
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