伊是名村役場、新庁舎落成 門出祝う「行政サービス向上へ」 沖縄


伊是名村役場、新庁舎落成 門出祝う「行政サービス向上へ」 沖縄 テープカットに臨む式典参加者ら=23日、伊是名村仲田の村役場
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【伊是名】伊是名村仲田の村役場庁舎で23日、新庁舎落成を祝う式典が開かれた。くす玉割りや記念植樹、祝賀会などがあり、本島北部の市町村長や議会議長など約120人が新庁舎の門出を祝った。

 奥間守村長は式典で「機能的で利用しやすく村民から親しまれる庁舎を目指すとともに、職員一同、より一丸となって質の高い行政サービスの提供に努める」とあいさつした。くす玉割りと記念植樹に参加した、伊是名中生徒会の阿野暖生(はるき)会長(15)は「災害時に高齢者で困っている人がいたらすぐ対応できる庁舎になってほしい」と願った。

 祝賀会は参加者全員による伊是名村歌の斉唱で始まった。伊是名尚円太鼓や役場職員OBによる創作舞踊、フラダンスなどが披露された。

 新庁舎は地上2階の鉄筋コンクリート造りで、総事業費は11億7600万円。延べ床面積は約1800平方メートル。新庁舎での業務は今年10月から始まっている。旧庁舎は老朽化や耐震性、地震発生時の災害本部機能が十分に発揮できないなどの課題があった。(武井悠)