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金融トラブル、詐欺に注意 SMBC安田さん、名護高で講話


金融トラブル、詐欺に注意 SMBC安田さん、名護高で講話 SMBCコンシューマーファイナンスの安田航佑さんによる金融トラブル講話を聞く名護高校3年生ら=13日、名護高校
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】SMBCコンシューマーファイナンスは13日、名護高校3年生を対象に、ローンやクレジットカードを契約・利用する際にトラブルに巻き込まれることを防ぐ目的で、金融トラブルに関する講話を実施した。
 講話にはSMBCコンシューマーファイナンスの安田航佑さんが講師として登壇。第三者から頼まれて、自分名義でカード会社などと契約したり、カードを貸したりする「名義貸し」や、アルバイトと称して金融会社から金を借りさせて、その金をだまし取る「アルバイト詐欺」などの事例を説明した。たとえ家族や友人からの頼みであっても、絶対にローンやクレジットを契約したり、貸したりしないよう注意した。
 SMBCコンシューマーファイナンスが2023年に、15~19歳の学生1千人を対象に実施した意識調査によると、「詐欺などの被害に遭ったことがある」と回答した学生は136人で、7人に1人の割合だった。2022年4月に成人年齢が18歳へと引き下げられたことにより、親の同意がなくてもローンやクレジット契約ができるようになった一方で、金融知識のない若者を狙った詐欺などが増えているという。
 講話を受講した崎濱こころさん(17)は「金融トラブルの知識は乏しかったけど、今回の講話で実際の事例とかも聞きながら対策を知れてよかった。これまで親に頼ってばかりだったが、自分事として捉えたい」、諸喜田有将さん(18)は「今回の講話での話を大学生活でも生かしていきたい」と話した。 (金城大樹)