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最終処分場 候補地推薦 八重瀬町が3カ所


最終処分場 候補地推薦 八重瀬町が3カ所
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 【八重瀬】糸満、豊見城、南城、八重瀬、与那原、西原の南部6市町の、次期最終処分場の建設を輪番で担う八重瀬町は27日、町内3カ所を候補地として南部広域行政組合(理事長・古謝景春南城市長)に推薦した。今後、組合が調査・評価を行い2024年5月に1カ所に内定、8~10月に最終決定する。
 候補地について、八重瀬町と組合は「事業の性質上、現段階で地名を公表するとひとり歩きする恐れがある」として地名を明かしていない。
 候補地の条件は(1)面積2.5ヘクタール程度(2)建造物が少ない(3)排水処理設備がある―など。町によると2自治会が公民館建設などの振興策を条件に受け入れを要望した。残る1カ所は町独自に選定し、3カ所とも条件に合致することを確認した。
 組合は来年5月の内定後に、周辺住民らへの説明会を実施する予定だ。
 6市町の最終処分場については19年8月に、ごみ焼却炉と合わせて八重瀬町具志頭に建設することを決めていたが、今年5月に計画を白紙撤回している。 (岩切美穂)